2016年1月30日土曜日

「リーグ・オブ・レジェンド」?(ゲームタイトル)

「リーグ・オブ・レジェンド」?(ゲームタイトル)

日本では「リーグ・オブ・レジェンド」と表記され呼ばれているこのゲーム。世界では一体どのように呼ばれているのでしょうか?

"League of Legends" (NA、その他アルファベット言語地域)

元祖NA(北米)で使われる名前です。そしてアルファベットを用いる言語を使う国々でもこれらが流用されます。日本語の「リーグ・オブ・レジェンド」というタイトルもこの発音を真似たものとなってはいますが、一つだけ変更が加えられた点があります。お気付きの通り "Legends" であって、"Legend" ではありません。英語において s が付くか付かないかは単数か複数かを差別する大事な要素です。つまり彼らのいう「伝説」というのはひとつではなくて、たくさんあるものだということがここから読み取れます。しかし、日本語には単語に単数、複数を表す要素がありませんので "Legend" と置き換えて訳すことにしたのでしょう。ただ、個人的には「リーグ・オブ・レジェンズ」でも大方の日本人は理解できると思われるので、(そもそも発音をカタカナに直しているわけですし) なぜこのような翻訳に至ったのかというのはとてもおもしろいところです。

 

「리그 오브 레전드」(韓国語)

世界の中でもずば抜けたトップレベルの戦いが繰り広げられる韓国。そこでは彼らの使う文字である「한글(ハングル)」を用いた表記がなされます。Google翻訳で発音を確認してみると、こちらも日本語と同じく英語の発音を真似たものであることがわかります。がしかし、やはり "Legends" に関しては "Legend" と見立てられて直されたように聞こえます。

 

「英雄联盟」(中国)・ 「英雄聯盟」(台湾)

日本語も韓国語も些細な違いはあれど英語の発音を直したものでしたが、中国と台湾では発音を置き換えることなく、意訳という形をとっています。(中国では簡体字、台湾では繁体字を仕様していますが、発音は同じです)。「英雄」は想像の通り "Champion"(チャンピオン)のことを示しており、「联盟 / 聯盟」は "League"(リーグ)を意味します。非常にシンプルな名前です。なお発音は Yīngxióng liánméng となり、日本語名や韓国語名であれば英会話者にも通じるかもしれませんが、こちらはまず通じることはないでしょう。

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