日本語には方言というものがあり、それを聞くことで話しての出身地がわかったりするというのはみなさんもわかると思いますが、外国人がしゃべる日本語を聞いてどの国から来た人かを当てるのは難しいのではないでしょうか? 英語にも南部訛り、コックニーのような母語話者の訛りはありますが、どこから来た外国人かがわかるという外国人別訛りがあります。これは、英語が世界の共通語として使われているからこそでしょう。実はこのLoLの英語においてもこのような訛りを持つチャンピオンは複数います。その中でもセリフなどから訛りがあることがとてもわかりやすい Fiora について説明しましょう。
フェンシング用語
フェンシングはヨーロッパ発祥の武術ですが、競技中使われる言葉はフランス語です。例えば、「構え」にあたる "En garde" がありますが、ここでFioraのセリフを確認してみると "En garde" (発音は英語式ですが)が存在していることがわかります。Fiora は武器としてレイピアを用いていますし、フランス語を喋っていることが確認できるため、彼女はフランスのお家芸であるフェンシングに関わりがあるとわかります。フランス語訛り
彼女のセリフの一つに "Talent, honor, discipline, and pretty pictures!" がありますが、"honor" という単語はアメリカ英語とイギリス英語では発音が違う言葉です。ヨーロッパ圏で離される英語はイギリス英語の影響を強く受けております。彼女の "honor" の発音はイギリス式の発音ですのでここからも彼女の発音がヨーロッパよりであることがわかります。そして、フランス語は篭ったような発音が特徴的ですが(フランス語版Fiora)、彼女の発音もそのようなクセがあるように聞こえます。
英会話者からすると彼女の英語はフランス語訛りの英語に聞こえているのです。
日本語版ではこのような特徴が翻訳によって無くなってしまったのは少しもったいないことかもしません。
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