LoLがついに日本語に! でも各言語でチャンピオンの名前やセリフが違うことを知っていますか? 当サイトではきっと人に伝えたくなるLoLの各言語間のおもしろい違いを取り上げていきます。(元祖英語版との比較が多め)
2016年2月8日月曜日
まだまだいる!訛った英語を話すチャンピオン達!
以前の投稿でFioraのセリフがフランス語訛りであることを書きましたが、まだまだ LoL には訛りを持つチャンピオンがいます。今回はネイティブイングリッシュスピーカーからの情報を元に紹介をしていきたいと思います。
2016年2月6日土曜日
Teemo(ティーモ)はアメリカ軍人? "Hut, two, three, four."
Teemo(ティーモ)はアメリカ軍人? "Hut, two, three, four."
日本語版の「いち、に、さん、し」というセリフは、英語版の "Hut, two, three, four." を元に翻訳されたものです。しかし、なぜ "One, two, three, four." ではないのでしょうか。
日本語版の「いち、に、さん、し」というセリフは、英語版の "Hut, two, three, four." を元に翻訳されたものです。しかし、なぜ "One, two, three, four." ではないのでしょうか。
アメリカ軍における号令、掛け声
アメリカ軍では号令や、掛け声をする際、 one の代わりに hut, hup, hep などの単語が置き換えられることがあります。Teemo は設定上 Bandle City の軍人という扱いとなっていますから、彼の発言が軍人らしいものに聞こえるよう、アメリカ軍で使われているものを使っているのです。2016年2月2日火曜日
Fiora(フィオラ)はフランス人?【フランス語訛り】
Fiora(フィオラ)はフランス人?【フランス語訛り】
日本語には方言というものがあり、それを聞くことで話しての出身地がわかったりするというのはみなさんもわかると思いますが、外国人がしゃべる日本語を聞いてどの国から来た人かを当てるのは難しいのではないでしょうか? 英語にも南部訛り、コックニーのような母語話者の訛りはありますが、どこから来た外国人かがわかるという外国人別訛りがあります。これは、英語が世界の共通語として使われているからこそでしょう。実はこのLoLの英語においてもこのような訛りを持つチャンピオンは複数います。その中でもセリフなどから訛りがあることがとてもわかりやすい Fiora について説明しましょう。
そして、フランス語は篭ったような発音が特徴的ですが(フランス語版Fiora)、彼女の発音もそのようなクセがあるように聞こえます。
英会話者からすると彼女の英語はフランス語訛りの英語に聞こえているのです。
日本語版ではこのような特徴が翻訳によって無くなってしまったのは少しもったいないことかもしません。
日本語には方言というものがあり、それを聞くことで話しての出身地がわかったりするというのはみなさんもわかると思いますが、外国人がしゃべる日本語を聞いてどの国から来た人かを当てるのは難しいのではないでしょうか? 英語にも南部訛り、コックニーのような母語話者の訛りはありますが、どこから来た外国人かがわかるという外国人別訛りがあります。これは、英語が世界の共通語として使われているからこそでしょう。実はこのLoLの英語においてもこのような訛りを持つチャンピオンは複数います。その中でもセリフなどから訛りがあることがとてもわかりやすい Fiora について説明しましょう。
フェンシング用語
フェンシングはヨーロッパ発祥の武術ですが、競技中使われる言葉はフランス語です。例えば、「構え」にあたる "En garde" がありますが、ここでFioraのセリフを確認してみると "En garde" (発音は英語式ですが)が存在していることがわかります。Fiora は武器としてレイピアを用いていますし、フランス語を喋っていることが確認できるため、彼女はフランスのお家芸であるフェンシングに関わりがあるとわかります。フランス語訛り
彼女のセリフの一つに "Talent, honor, discipline, and pretty pictures!" がありますが、"honor" という単語はアメリカ英語とイギリス英語では発音が違う言葉です。ヨーロッパ圏で離される英語はイギリス英語の影響を強く受けております。彼女の "honor" の発音はイギリス式の発音ですのでここからも彼女の発音がヨーロッパよりであることがわかります。そして、フランス語は篭ったような発音が特徴的ですが(フランス語版Fiora)、彼女の発音もそのようなクセがあるように聞こえます。
英会話者からすると彼女の英語はフランス語訛りの英語に聞こえているのです。
日本語版ではこのような特徴が翻訳によって無くなってしまったのは少しもったいないことかもしません。
2016年1月31日日曜日
"Eeny, meeny, miny, burn!" - Annie(アニー)って何?
"Eeny, meeny, miny, burn!" - Annie(アニー)って何?
日本語版においては「誰を燃やそうかな」と訳されている Annie のこのセリフ。当然このダジャレは日本語特有であり、元祖英語版では英語の文化に合わせたセリフでした。
Annie は歌いながら最初は無邪気な子供のように一人ひとりを指差していき、最後の人に対して "burn!" と言いながら魔法を放ち燃やしてしまう。
the Dark Child という2つ名はこのセリフからもうかがい知ることができ、日本語版では「燃やそうかな」の「燃や」を聞いた時点で遊び言葉になっていることに気づいてしまいますが、英語版では "burn" をいう最後までまるで無邪気な子供のように聞こえているのです。
日本語版においては「誰を燃やそうかな」と訳されている Annie のこのセリフ。当然このダジャレは日本語特有であり、元祖英語版では英語の文化に合わせたセリフでした。
元ネタは "eeny meeny miny moe"
この言葉は英語圏の子どもたちが鬼ごっこの鬼を選び出す時などに用いる歌です。日本語でいう「誰にしようかな天の神様の言う通り」に相当する言葉です。音節は ee/ny, mee/ny, mi/ny, moe と分かれているので最初から7番目の人が指名されることとなります。最後の "moe" が burn(燃えろ)に置き換えられているということを考えると、このセリフから想像できるシチェーションは次のようになります。Annie は歌いながら最初は無邪気な子供のように一人ひとりを指差していき、最後の人に対して "burn!" と言いながら魔法を放ち燃やしてしまう。
the Dark Child という2つ名はこのセリフからもうかがい知ることができ、日本語版では「燃やそうかな」の「燃や」を聞いた時点で遊び言葉になっていることに気づいてしまいますが、英語版では "burn" をいう最後までまるで無邪気な子供のように聞こえているのです。
2016年1月30日土曜日
アジール? Azir? 아지르? 阿祈爾?
アジール? Azir? 아지르? 阿祈爾?
日本語では「アジール」と表記される Shurima の王様。 しかし、多くの英会話者にとってこの発音はとても変わっており、しばしば日本語話者や韓国語話者の言う彼の名前は「Ajiru」などと表記されることがあります。
日本語では「アジール」と表記される Shurima の王様。 しかし、多くの英会話者にとってこの発音はとても変わっており、しばしば日本語話者や韓国語話者の言う彼の名前は「Ajiru」などと表記されることがあります。
Azir(英語)
そもそも「アジール」と日本語で表記されるようになった経緯は、「英語の読み間違い」にあるでしょう。 まだ日本サーバーがなかったころ多くの日本人が Azir を「アジール」と読み間違いそれが定着してしまいました。おそらく、それを考慮して彼の名前がそのように訳されたのでしょう。英語では実際は このように 発音します。この動画の22秒地点でも "amazing play by FeniX on Azir" とアナウンスしており、確認できると思います。ですので、彼らにとって「アジール」という発音がいかに面白く聞こえるかはこれらからわかってもらえると思います。아지르(韓国語)
日本語話者の多くはは Azir の読み方を間違ってしまいましたが、それは韓国語話者も同じだったようです。このように彼らも Azir を発音しており、そのまま韓国語名として命名されました。現在韓国のプロは世界各地で活躍しており彼らがNAのチームに所属していることも珍しくありませんが、この発音の違いによって試合中のやり取りがとても面白いことになっています。この試合の中で Azir という発音と 아지르 という発音が入り乱れているのが確認できます。阿祈爾(台湾)
打って変わって中国語には英語の "r" と同じように巻き舌のような発音をもつ "er" という発音があります。彼らはそれを用いて "r" についてはうまく翻訳したようですが、なぜか "zi" は "qi (chi)" へと変わってしまいました。このような発音です。中国語には "ji" という発音はあれど "zi" はありません。結果言いやすさや慣習から "qi" を選択したのでしょう。「リーグ・オブ・レジェンド」?(ゲームタイトル)
「リーグ・オブ・レジェンド」?(ゲームタイトル)
日本では「リーグ・オブ・レジェンド」と表記され呼ばれているこのゲーム。世界では一体どのように呼ばれているのでしょうか?
日本では「リーグ・オブ・レジェンド」と表記され呼ばれているこのゲーム。世界では一体どのように呼ばれているのでしょうか?
"League of Legends" (NA、その他アルファベット言語地域)
元祖NA(北米)で使われる名前です。そしてアルファベットを用いる言語を使う国々でもこれらが流用されます。日本語の「リーグ・オブ・レジェンド」というタイトルもこの発音を真似たものとなってはいますが、一つだけ変更が加えられた点があります。お気付きの通り "Legends" であって、"Legend" ではありません。英語において s が付くか付かないかは単数か複数かを差別する大事な要素です。つまり彼らのいう「伝説」というのはひとつではなくて、たくさんあるものだということがここから読み取れます。しかし、日本語には単語に単数、複数を表す要素がありませんので "Legend" と置き換えて訳すことにしたのでしょう。ただ、個人的には「リーグ・オブ・レジェンズ」でも大方の日本人は理解できると思われるので、(そもそも発音をカタカナに直しているわけですし) なぜこのような翻訳に至ったのかというのはとてもおもしろいところです。「리그 오브 레전드」(韓国語)
世界の中でもずば抜けたトップレベルの戦いが繰り広げられる韓国。そこでは彼らの使う文字である「한글(ハングル)」を用いた表記がなされます。Google翻訳で発音を確認してみると、こちらも日本語と同じく英語の発音を真似たものであることがわかります。がしかし、やはり "Legends" に関しては "Legend" と見立てられて直されたように聞こえます。「英雄联盟」(中国)・ 「英雄聯盟」(台湾)
日本語も韓国語も些細な違いはあれど英語の発音を直したものでしたが、中国と台湾では発音を置き換えることなく、意訳という形をとっています。(中国では簡体字、台湾では繁体字を仕様していますが、発音は同じです)。「英雄」は想像の通り "Champion"(チャンピオン)のことを示しており、「联盟 / 聯盟」は "League"(リーグ)を意味します。非常にシンプルな名前です。なお発音は Yīngxióng liánméng となり、日本語名や韓国語名であれば英会話者にも通じるかもしれませんが、こちらはまず通じることはないでしょう。
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